内蔵HDDの選び方は何を基準に?

OKWaveで同名の質問があったので回答を寄せて見た。
以下一応向こうに先にアップしたので転載である。自分で買う時や
後で見返すときこちらに合った方がリンクを読みやすいし探しやすいので載せておく。
それなら回答寄せたの全部こちらに書けという所だが気が向いたらやってみたい。
質問を見てもらえれば分かるが速度や静音・発熱以外での話し。

1.●●●RMA補償●●●

RMAも基準になると思います。
個人的には日立など国内外で別基準を設けている所はあまり好きではありません。

RMA無し
日立
SAMSUNG

RMA3年
Seagate 千葉までで送料安い
Western Digital シンガポールまでで2000円位


2.●●●普及度●●●

・後は性能(速度・消費電力・静音・発熱など)よりも普及してこなれているかを重視する方も居ます。
新商品は思わぬ不具合が有ったりします。レビューや比較を見ても単純な速度や消費電力はありますが、
隠れた不良は見つけにくいので新しくてまだ公になっていないだけの可能性もあります。

今年シーゲイトも修正パッチを出してましたし、日立もAHCIで動かないのとかありました。
出回って不具合情報が出揃ったり、生産工程が見直されて安定し、「枯れたパーツ」になった物の方が
良いとメーカーの方は話していました。(確かWDの副社長とか)


3.●●●収納スペース●●●

沢山保存する方ほど大容量でないとどんどん置く場所に困っていきます。
我が家にも取り外してあるHDDが4台以上ありますが、一番小さいのは80GBで
1.5TBがお求め安くなった今では、「これ保存用として取って置く意味有るのだろうか?」
と悩んで居たりします(笑)。
同様に面積辺りの収納量やサイズ的な利便性・対衝撃性を重視するなら2.5インチを選ぶのもアリです。
1.5TB3.5インチHDD1台より500GB2.5インチHDD3台の方が小さいでしょう。


4.●●●対衝撃性●●●

2.5インチは携帯するノートPC向けに開発されたので
・消費電力(&発熱)
・騒音
・耐衝撃性
で3.5インチよりも優れています。

今売れ筋の日立の2.5と3.5です。

3.5インチ
HDT721010SLA360 (1TB SATA300 7200)

対衝撃 動作時70G 非動作時300G


2.5インチ
HTS545050B9A300 (500GB 9.5mm)

対衝撃 動作時2ms 400G 1ms 200G 非動作時1000G


動作時の2ms 1msとは、多分衝撃がかかる時間で2msの方が倍の時間をかけてゆるやかに加えた衝撃だと思います。
自宅なら3.5で良いかと言えば、外付けにすると案外移動することが多いので壊れにくいとも限りません。
使う頻度が少ないのも逆に危険という説も有ります。
定期的に通電したり湿度対策をした保管が効果があるようです。

勿論3.5インチが自宅保存用では一般的ですが、今後保存用でも、2.5インチHDDより対衝撃と収納性に優れるSSDも開発されて市場に進出してくるかも知れません。


5.●●●信頼性●●●

同じMTBFでもエンタープライズ向けは毎日24時間、デスクトップ向けが8時間の
想定テストなので信頼性に大きく差が有ります。
家庭用でも信頼性を重視してエンタープライズ向けを選ばれる方もいると思います。

HDD の信頼性


HDDメーカ各社のMTBF公開状況


温度と平均故障感覚


実際のMTBFは公証の3分の1?


2009/07/15新製品シーゲイト
シーゲイト製品の展開図



●●●延長保証●●●

おまけ程度の雑談ですが、例えばツクモですと1万円を超える商品は1050円の料金がかかってしまいます。
1万以下のHDDなら525円で5年保証がつけられるので、これからですと1.5TBや2TBが1万を切った時に
延長保証付きで買うのもお得かと思います。

●●●中古価格●●●

処分を前提をされる方は中古価格と販売価格の差が少ない売れ筋のものや、
値崩れにしくい需要のあるものを選ばれておく手もあります。
個人的には死蔵してしまうのであまり考慮しません。


●●●接続規格

●●●パワーeSATA●●●

これも余談ですが、家のeSATA2.5インチ外付けHDDは
データ転送時に電源ケーブルも挿さなくてはいけなくて地味に不便です。
USBなら遅いですが1本で済むので楽ですが、
パワーeSATAという新しい規格が出始めています。これなら1本でeSATAの速度が出るので
今後購入されるならアリかもしれません。多分ですが3.5インチは消費電力が高いので無関係な話だと思います。



●●●USB3.0●●●

こちらは3.5インチにも関係ありますね。ただまだ高価で普及はこれからなのと
私の頭では分かりませんが、他のボトルネックがあるかもしれません。
いずれにせよ価格がこなれてきたら主流になるのは間違いないと思います。



話がずれてしまいますが、1年前にまとめた外付けケースの記事も少しは参考になるかもしれません。