インナー調べる

自分用メモ。進捗としてはまだ調べ始めた所と言う印象だ。自分で試行錯誤して実感して行かないと本当の所=自分に合う商品、は分からない。冬は寒い時期である。だけど厚着していると汗をかきその汗が冷えて更に寒い
それを防ぐにはこまめな衣類調節になる訳だが、冷え性の私に最も重要なのはどうも肌と直に触れる一枚目の下着(アンダー)っぽい気がしてきている。ここで汗と体温をどう処理できるかでその外の保温衣類は意味なしになってしまうからである。
当然1枚目は汚れも早く洗濯も頻回なので劣化が早く高価な品は買いにくい面もある。妥協点として2枚目に金をかける=あんまり洗わないで長持ちさせる。という手が常套手段。私の通年採用だが、今年はもう一歩踏み込んで、

1.普段暖かい
2.汗をかいても寒くならない

を両立した着こなしを目指してみる。要はそれだけ年をとって身体が弱くなったのである。年々お年寄り向け衣類の良さが分かり始めている。さて、候補の筆頭は当然ウール素材になる。理由は我が家が天然素材信仰だからというのもあるが、近年登場したアンダーにはウール素材のものが増えてきている*1。これは速乾重視のアンダー市場ではちょっと意外。

吸汗速乾と保温防臭

初めに言っておくが詳しくは獣医さんの回答の方が分かりやすい。
繊維の比較は吸汗速乾と保温防臭をどれだけ高い水準で両立させるかを競っている。

吸汗速乾

吸汗速乾は化繊は水分を含まないので速乾は当たり前*2で、汗をどれだけ外から吸い取り、乾かせるかが問われる。その為の繊維の織り方や糸の加工方法に各社工夫を凝らしている。ユニクロただの化繊速乾ドライTシャツとの差はそこに出るらしい。具体的にキャプリーンのリンクの実験を所有するの速乾衣類で実際に行ってみた。私のアンダーの場合、一番の速乾は綿混合のすごく寒い&乾きにくいアンダーだった。ユニクロのドライTシャツは水滴が表面張力?で120秒経っても染み込んで行かなかった。汗を吸ってくれない速乾Tシャツって…。そりゃシャツ自体は速乾だろうし、快適だろうが着ている本体(私)は粒汗をしたたらせて不快な思いをしていたようだ。ただ、一度濡れてしまえば浸透圧?でどんどん汗を引っ張りそうではある。この辺調べ始めたばかりなのでまだ良く分からない。

保温

保温は体温を留めるだけではなく、汗が乾く際に奪われる体温を少なく保てる=冷たくなりにくいかが問われる。また引き合いに出して悪いが身近な所でユニクロヒートテックも綿比率が0%になり、現行最新モデルだとアクリル40%・ポリエステル35%・レーヨン20%・ポリウレタン5%となっている。
登山スレでは不評だが、登山はハードな運動で体温変化が激しく汗がどうしても発生しやすい上、少ない衣類で過酷な気温天候変化に対応しなければならないので特有のシビアさを持つからだろう。「夏の日帰り低山ハイキング」など軽い用途では充分使えるとの意見もあり、タウンユースや部屋着など普段使いでの価格対効果は良い線につけている。去年版のヒートテックタイツを持っているが普段ジーパンの下に着ておくと薄い割りには暖かいし、汗をかいたときの濡れ冷え具合が違う。すぐ乾き、肌がサラッとした感じになる。ただ他素材に比べ吸湿速乾能力が高い訳ではなく、構造上濡れた時は発熱するが肝心な乾燥時の気化熱による冷えには無防備*3なようである。私は着心地がチクチクして好きではないが当然綿よりは汗に強い。

防臭

防臭は速乾性が高まるほど汗の水分外の成分が多く残留して匂いも強烈になる。体臭がきつい方は本人も気分が悪くなってしまう。人によって防臭は必須。


極薄ウールアンダ

今年の流行は極薄のスポーツウールやメリノウールのアンダーで、
化繊よりも優れた点
1.水を吸っても冷たくなりにくい
2.防臭効果は綿抜き*4のアンダー素材では最高

課題は
1.価格
2.耐久性
3.水分飽和*5が化繊よりも早い
それ以外は優秀な素材。3も水分保有限界は重量の10%程度らしく滝汗でなければ許容範囲らしい。触感は既に加工の進歩でチクチクせず滑らかで着心地も良い。具体的な商品はパタゴニアかアイスブレーカーになるだろうか。この辺どこからが極薄か分からないので不明。中厚手(アンダーなのでそれでも普通のTシャツ程度の厚さ)ならモンベルにもありこちらは店頭で触ってきたが普通のTシャツの素材=綿っぽくなっていて、むしろジオラインよりも触感は滑らかだった。勿論実際に着て汗をかいたりしてみないと確かなことはいえないし、敏感肌な人は綿と大きな差を感じるかもしれない。


繊維補足

アウトラストとフラッドラッシュ・スキンメッシュは特殊で
アウトラストは夏涼しく冬暖かいという温度変化を緩やかにする特性を持つ。ある意味理想の性質で、オールシーズン使え普段使いに適しているようで洗濯耐性もそれなりに高いらしい。
フラッドラッシュ・スキンメッシュは汗による不快さと冷えの軽減を目的としていて、ウールや速乾の密着アンダーと組み合わせて用いる。下記リンクの動画を見ると分かりやすいがウェットスーツのように水分と皮膚を分離させる方法で冷えを防いでいる。

まずは安物買いの銭失いになりそうだが、グンゼ/V首Tシャツただのウールとテクノファインを購入してみた。スポーツウールでないため洗濯耐性がやや心配である。


参考スレ

インナーウェアを永遠に語りつづけるスレ2
http://unkar.jp/read/sports11.2ch.net/ski/1164850200

下着(アンダーウェア)について4
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/out/1232932476/

冷え性!!治したい (つД`) パート9
http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/body/1232556160/

靴下・ソックス
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/out/1195901005/

*1:着心地に目をつむれば今までもあった模様

*2:というかそもそも濡れない(笑)

*3:というか速乾素材としては普通?

*4:防臭特殊加工のされたものは綿が入っている

*5:汗が多すぎてベチャベチャになる状態