アクワイヤレビュー


用語解説:筆頭・次席株主(その会社の保有株数No1.No2プレイヤーの事)

ただ筆頭株主・次席株主ボーナスを取るだけのゲームじゃん」負けたプレイヤー談。

どうやらかなり不評だったようだ。「会社消滅時にしかペイバックされず常に金欠で株を買えない」という点が初めに説明した「会社経営ゲーム」というイメージと噛み合わなかったようだ。若干インスト失敗だったかもしれない。という事で初めての方はお気をつけ下さいアクワイアは「筆頭株主・次席株主ボーナスを如何に多く取るかゲーム」です。

株数公開ルールで行った為、緻密に筆頭・次席株主(その会社の保有株数No1.No2プレイヤーの事)の座を奪い合う展開。但しそれに気づいているのは私のみ(苦笑)。多分次回からはもう少しゲームバランスが全員に浸透し、アクワイアの魅力が我が家でも再現できるとは思う。個人的な印象でいうと、「何回合併買収を繰り返せるか」という点を競うゲームだと思う。保有株数は少なかろうと“その時点で筆頭・次席株主”でありさえすれば、それ以外のプレイヤーに対してボーナスの金額分優位に立てる。逆に合併買収に絡めずに進行してしまうと冒頭の感想のように面白くないゲームと化してしまう。多分理想は、2枚タイル会社(最小会社単位)同士の合併を連続させ、次に5枚会社同士の合併、次に11枚同士の合併をボードマップ上で最多数行う展開だろう。現実にはそんな展開は無いが。

コツとしては他プレイヤーがどの会社を消滅させたがっているかを上手く掴み、しっかり必要株数を購入し、次席に割り込んで置く事と、再活動する場合に備え、消滅後の会社の株券も出来る限り保有しておく事だ。ただその分他会社の株式を購入する資金が減ることになるのでこの辺は資金繰りの技術が勝敗を分ける。家のプレイヤーの平均値が少し上昇すればある程度の量はゲームとしての面白みが掛け算で上昇していくだろう。今回の初プレイで、そんなアクワイアの奥の深い完成度を(少なくとも)私は感じた。